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症例レポート 2026.07.08 約2分

梅雨の血圧低下・ふらつきと鍼灸

この症例の読みどころ

  • 血圧急低下とふらつきを訴えた70代女性の施術記録
  • 脈診で普段の施術内容を変更した積聚治療の実際
  • 三陰交と足臨泣を選穴した理由とその根拠
  • 梅雨時の気圧変化による不調への対応例

こんにちは、恵比寿LOOP鍼灸院の中野です。
今回は、梅雨時期に多くみられる血圧低下・ふらつきの症例をご紹介します。

今回の症例

患者:70代女性

月2回程度、定期的に通っていただいている患者様です。今回は、血圧が急に下がりふらつきと頭痛を感じ、左の首筋のこわばりと足の甲から指先にかけての冷えを訴えて来院されました。

施術の内容と経過

簡単な問診の後に脈診を行ったところ、いつもと異なる脈の状態がみられたため、普段の施術内容を変更しました。左の三陰交(さんいんこう)と足臨泣(あしりんきゅう)というツボに鍼を行いました。

三陰交は、足から始まる3つの陰経が交わる部位で、体全体に働きかけやすいツボです。足臨泣は五行穴のうち「木」の性質を持ち、上昇や成長といった働きが連想されるツボで、体を帯状に取り巻く帯脈(たいみゃく)とも関わりが深く、今回の症状に適していると判断し選びました。

施術から3分ほどで脈の状態に変化がみられ、足に温かみを感じられたため鍼を抜き、その後はいつも通り積聚治療を行いました。積聚治療は、症状の出ている部位だけでなく体全体の状態を診ながら、体への負担を抑えて深部に働きかけるアプローチです。

6月は台風の影響もあり、気圧・湿度・気温の変化が大きく、体調不良を訴える方が非常に多く感じられた月でした。

まとめ

✔ 脈診により普段と異なる体の状態を見極めて施術を変更
✔ 三陰交・足臨泣への施術で血圧低下・冷えの改善をサポート
✔ 梅雨・台風時期の気圧変化による不調に鍼灸で対応

もしお身体に不調を感じる場合は、ぜひ一度ご相談ください。

文中のことば解説
・脈診:手首の脈を診て体全体の状態を把握する診断法
・三陰交:足にある、3つの陰経が交わるツボ
・足臨泣:五行穴の一つで「木」の性質を持つツボ
・帯脈:体を帯のように取り巻く経絡
・積聚治療:症状の出ている部位ではなく体全体を診て、体への負担を抑えながら深部に働きかける、一般的な鍼灸とは異なるアプローチ

この症例と似たお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。院長が直接お答えします。