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症例レポート 2026.08.13 約3分

疲れているのに眠れない|中途覚醒の鍼灸症例

この症例の読みどころ

  • 生活リズムの乱れをきっかけに中途覚醒が続いた30代男性の施術記録
  • 「疲れているのに眠れない」状態を東洋医学でどう捉えるかの視点
  • 積聚治療とお灸を組み合わせて睡眠にアプローチした経緯
  • 2回の施術で睡眠が安定するまでの経過

こんにちは、恵比寿LOOP鍼灸院の中野です。
今回は「疲れているのに、なかなか眠れない」という中途覚醒の症例をご紹介します。

今回の症例

患者:30代男性・会社経営

3か月ほど多忙な時期が続き、生活リズムが崩れてしまったとのこと。仕事が落ち着いた後も眠りが浅く、夜中に目が覚めてしまい、なかなか疲れが取れないというお悩みでした。

朝起きてもすっきりとした感覚がなく、身体がどんよりと重い感じが常にある状態です。もともと胃腸が弱く、ストレスを感じると排便に影響が出たり、食欲が落ちたりするという体質もお持ちでした。

「疲れているのに眠れない」を東洋医学で診る

東洋医学では、日中の活動時には「気」や「血」が全身を巡ることで活動を支え、睡眠時には気は腎に、血は肝に納まって身体を休ませると考えます。

この巡りと蔵する働きが乱れると、中途覚醒や睡眠の質の低下として現れやすくなります。日常の些細な負担が引き金になることも多く、現代医学の検査だけでは原因を特定しづらいのが、このタイプの不調の特徴です。

施術の内容と経過

まず積聚治療を行い、全身の筋緊張をゆるめることを優先しました。積聚治療は、症状の出ている部分だけを診るのではなく、身体全体の状態を整えていくアプローチです。あわせて、お灸を補助的に用いることで、より効果が出やすいように施術を組み立てました。

施術当日はよく眠れたご様子でしたが、1週間ほど経つと中途覚醒が少し戻ったとのこと。2回目の施術後は、睡眠に大きな乱れはなく過ごせているそうです。

まとめ

✔ 中途覚醒は「気血の巡りと休息の働き」の乱れとして捉えられる
✔ 部分ではなく全身を整える積聚治療に、お灸を組み合わせてアプローチ
✔ 2回の施術で睡眠が安定するまでの経過をたどれた

同じようなお悩みはもちろん、さまざまな症状に対応しています。気になる方は一度ご相談ください。

文中のことば解説

  • 中途覚醒:入眠はできても、夜中に目が覚めてしまい再び眠りにくくなる状態。
  • 積聚治療(しゃくじゅちりょう):一般的な鍼灸とは異なり、症状のある部位ではなく身体全体の状態を診て、体への負担を抑えながら深部に働きかける治療法。
  • 鍉鍼(ていしん):当院が主に使用する鍼。針先が卵型で痛みを感じにくい構造を持ち、基本的には刺入せずに用います(症状や部位によっては刺入することもあります)。

この症例と似たお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。院長が直接お答えします。