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症例レポート 2026.10.8 約2分

天候で咳が止まらない|背中の圧痛とお灸の鍼灸症例

この症例の読みどころ

  • 天候の変化で咳が止まらず喉も痛い40代女性会社員の施術記録
  • 病院で処方された薬と並行して鍼灸を受けた経緯
  • 咳が続くときに胸骨と背骨の際の圧痛を確認する当院の診方
  • 胸椎6・7番付近の圧痛が強く、その部位にお灸を行った理由と経過
  • 数日様子を見て病院を受診するよう伝えた判断

こんにちは、恵比寿LOOP鍼灸院の中野です。
今回は、天候の変化とともに咳が止まらなくなり、喉の痛みも出ていた方の例をご紹介します。

今回の症例

患者:40代女性・会社員

気温の変化と不安定な天気が続くなか、咳が出だすと止まらず、喉も痛いというご相談でした。すでに病院を受診され、処方された薬で少し落ち着いてきたところでしたが、「いつもの積聚治療に加えて、何かやりようはあるか」ということでご来院されました。

咳や喉の痛みは、まず医療機関での診察が優先される症状です。

施術の内容と経過

当院では、咳が続いている方の場合、胸骨を押したときの痛み(圧痛)を確認します。さらに、背骨の際にも反応が出ていることが多いため、そちらも確認し、反応の強いほうに補助的にお灸を行います。

今回は、背骨のうち胸椎6・7番あたりの圧痛が特に強く出ていました。そこで、土台となる積聚治療に加えて、この部位にお灸を行いました。

施術後、胸のあたりのつかえ感や喉の痛みは、多少落ち着いたようだと話されていました。ただし咳の症状は経過を見る必要があるため、数日様子を見て、改めて病院を受診するようお伝えしています。

まとめ

  • 咳が続くときは、胸骨や背骨の際に押して痛む場所が出ていることがある
  • 反応の強い部位(今回は胸椎6・7番付近)に補助的なお灸を行った
  • 病院での治療を優先しつつ、体全体を整える目的で鍼灸を併用した例

当院には肩こりや腰痛でご来院される方が多くいらっしゃいますが、今回のようにさまざまな症状を訴えるケースも珍しくありません。今年は雨が多く不安定な気候のため、原因がよくわからない体調不良が多くみられます。お困りの際は、一度ご相談ください。

文中のことば解説

積聚治療(しゃくじゅちりょう)
一般的な鍼灸とは異なるアプローチで、症状の出ている部位ではなく体全体の状態を診て施術します。体への負担を抑えながら深部に働きかけるため、初めての方や鍼が怖い方にも受けやすい治療法です。

鍉鍼(ていしん)
当院で主に使用する鍼です。針先が卵型で痛みを感じにくい構造をしており、基本は刺入しない使い方をします。症状や部位によっては刺入することもあります。

圧痛(あっつう)
押したときに感じる痛みのことです。当院では、ご本人が自覚していない体の反応を確認する手がかりのひとつとして用いています。

胸椎(きょうつい)
背骨のうち、首の骨(頸椎)と腰の骨(腰椎)の間にある12個の骨です。上から順に1番〜12番と呼びます。

この症例と似たお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。院長が直接お答えします。