乾癬に鍼灸治療を併用した症例

こんにちは、恵比寿LOOP鍼灸院の中野です。
今回は、乾癬に対する鍼灸治療の一例をご紹介します。
今回の症例
患者:50代男性
数カ月前から急に乾癬が体中に出現し、全身に広がってしまった状態で来院。病院で薬を処方され経過観察中でしたが、「少しでも良い状態にしたい」とのことでご相談いただきました。
特に症状がひどかった部位は下肢・背部・頭皮。頭皮の乾癬によりフケのように皮膚が衣服につくため、周囲の目が気になると話されていました。頭髪も抜け始め、強いストレスを感じている状態でした。
また、痒みによる睡眠の浅さ・慢性的な疲労感もあり、体重は約10kg減少していました。
施術の内容と経過
まずは全身的な体力を回復させることを優先し、積聚治療を週1回のペースで開始しました。
約2カ月の施術で、痒みの軽減・下肢の赤みの改善・乾癬の範囲縮小が見られ始めました。ただし頭皮の乾癬には変化がなく、別のアプローチが必要と判断しました。
既往歴をさらに詳しく確認したところ、学生時代のラグビーでむち打ち様の症状を経験していたことが判明。前回の古傷後遺症の症例と同様に、首への特殊な施術を行いました。
翌週には頭皮の乾癬が落ち着き、その後は頭髪も少しずつ回復してきました。
まとめ
✔ 積聚治療で全身の体力・免疫力を底上げ
✔ 過去のむち打ちが頭皮症状に関与していた
✔ 首への特殊な施術で頭皮の乾癬が改善
✔ 医療機関との併用で症状が緩解
乾癬をはじめ原因不明の皮膚疾患でお悩みの方は、一度ご相談ください。クリニックでの治療と並行して通院される方も多くいらっしゃいます。
文中のことば解説
既往歴:これまでに経験した病気やけがのことです。
緩解:症状がやわらぎ、楽になることを意味します。
積聚治療:体全体のバランスを整えることを目的とした当院の鍼灸治療です。
