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症例レポート 2026.07.24 約2分

熱中症後の食欲不振が改善した症例|恵比寿鍼灸

この症例の読みどころ

  • 熱中症の症状は治まっても食欲不振が続くケースがある30代女性の症例
  • 胃腸薬で改善しない食欲不振に積聚治療でアプローチした経過
  • 「陰」の部位への施灸で体にこもった熱を発散させる考え方
  • 暑さによる不調は頭痛・吐き気だけでなく食欲不振にも及ぶという注意喚起

こんにちは、恵比寿LOOP鍼灸院の中野です。
今回は、熱中症後の食欲不振でご来院された方の症例をご紹介します。

今回の症例

患者:30代女性・会社員

2日前に熱中症のような症状で仕事を早退し、頭痛と吐き気が続いたため病院を受診。点滴を受けてその日は自宅で安静にしていました。

頭痛と吐き気は落ち着いたものの、食欲が一切なく胃腸が食べ物を受け付けない状態が続きました。再度病院を受診したところ異常はなく、胃腸薬を処方されて様子を見ていましたが、体のだるさと食欲不振が改善しないため当院にご来院されました。

診察で把握した状態

来院時、体は熱っぽく赤みがあり、脈が速く、時折呼吸がつらそうな様子でした。

気になったのは発汗が少ない点でした。体にこもった熱をうまく発散できていない状態と判断しました。

施術の内容と考え方

積聚治療を行いながら、かかとにある「失眠(しつみん)」というツボにお灸をしました。

足裏は立った状態で見ると最も日が当たらない部位で、東洋医学では「陰」の要素が強い場所とされています。一方、今回症状が出ていた頭や胃腸は「陽」の部位です。

あえて陰の要素が強い足裏にお灸をすることで、体の上部にこもった熱を下げ、発散させることを狙いました。

経過

後日来院された際に「その日お腹が空きすぎて、久しぶりにしっかり食べられた」と報告いただきました。

まとめ

✔ 熱中症後の食欲不振は体にこもった熱が原因のことがある
✔ 発汗を促し熱を発散させることで胃腸の回復につながった
✔ 足裏の失眠へのお灸で当日中に食欲が回復

夏の暑さから様々な症状が引き起こされることがあります。気になる方は一度ご相談ください。

文中のことば解説

失眠(しつみん):かかとの中央にあるツボです。不眠や足の疲れに用いられるほか、体の熱を調整する目的でも使われます。

陰・陽:東洋医学の基本概念です。陰は冷・静・下などの性質、陽は熱・動・上などの性質を表します。体のバランスを整える際の指標となります。

積聚治療:体全体のバランスを整えることを目的とした当院の鍼灸治療です。

この症例と似たお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。院長が直接お答えします。