「慢性」と「急性」、根本にある原因は共通している
腰痛には大きく2種類あります。じわじわと続く慢性腰痛と、急激に強い痛みが起きるぎっくり腰(急性腰痛)です。
ぎっくり腰は「急に起きた」ように見えますが、実際にはそれまでに蓄積されたアンバランスが、ある動作をきっかけに一気に現れた状態です。慢性腰痛も同様に、長年の姿勢のクセや筋肉の緊張パターンが積み重なったもの。どちらも、腰だけをみていては再発を繰り返します。
東洋医学から見た腰痛
東洋医学では、腰は「腎」と深く関わる部位とされています。疲労の蓄積・冷え・加齢・過労によって「腎」の働きが低下すると、腰の支えが弱まり、痛みやだるさが現れやすくなります。
また、瘀血(おけつ)——血の流れが滞った状態——も腰痛の大きな原因のひとつです。「動くと少し楽になる」「天気が悪いと悪化する」「夜間に痛みが強まる」という特徴がある場合は、気血の滞りが関わっていることが多くあります。
当院のアプローチ
ぎっくり腰の急性期でも、腰だけをみるのではなく、全身の状態を脈診・腹診で確認したうえで施術を行います。体への負担を抑えながら深部に働きかける積聚療法のアプローチは、強い刺激を加えられない急性期の腰痛にも対応できる理由のひとつです。
慢性腰痛については、なぜその姿勢のクセや筋緊張が生まれたかという根本原因を読み解き、再発しにくい状態への改善を目指します。
✔ 慢性腰痛もぎっくり腰も、腰だけでなく全身の状態から原因を読む
✔ 「腎」の状態・気血の流れを整えることで根本からアプローチ
✔ 急性期から慢性期まで、段階に応じた施術計画で対応
文中のことば解説
腎虚(じんきょ):東洋医学における「腎」の働きの低下。加齢・過労・冷えなどが原因となり、腰や膝の弱さ、疲れやすさ、不眠などとして現れやすい。
瘀血(おけつ):血の流れが滞り、うっ血した状態。刺すような痛みや、同じ場所が繰り返し痛む、夜間に悪化するなどの特徴がある。
脈診(みゃくしん)・腹診(ふくしん):東洋医学の診断法。脈や腹部の状態から、体全体のバランスを読み取る。